インプラント以外の治療法:咀嚼機能が回復出来る義歯
若い時代より研鑽を重ねた7人の歯科技工士が担当し、噛める義歯を提供しております。それはミリングテクニックによる義歯、特に戦後、南カリフォルニア大学から全世界に広がったアイバーパーシャルデンチャーなどの金属床義歯、これは審美的に優れ、何よりバネをかける歯(鉤歯)の保存ができます。
さらに、テレスコープ義歯、特にコーヌステレスコープ義歯やリーゲルテレスコープ義歯などの固定式義歯をおすすめし、より厚い肉などを噛める咀嚼力の回復にはブレード人工義歯を提供しております。
固定式義歯
理事長は若くして日本でも著名な総義歯の大家である南加大出身の阿部晴彦先生、納富哲夫先生、ミシガン大留学の小林義典教授などに師事して技術を磨き、長く機能する義歯を提供しております。
ブレード人工歯義歯とは天然歯に比べ咀嚼効率の劣る人工金属製のブレードに替えることにより肉食も可能な金属製の歯を持った人工歯義歯です。
ブレード
コーヌス義歯は残っている歯を2重冠(テレスコープクラウン)にし固定式のブリッジと同様の咀嚼機能を得られる義歯です。
院長はコーヌス義歯を南ドイツから初めて日本に持ち込んだ東京の稲葉繁先生を滋賀にお招きしたり、東京で師事したことなどにより、レベルの高いコーヌス義歯を自分のものにされました。そして皆様にこれをご提供する事が可能となりました。
コーヌス義歯
さらに、片側臼歯を失った場合、その片側のみの義歯は不安定になります。それを解決する固定式リーゲルテレスコープ義歯をよく用いられています。
リーゲルテレスコープ義歯(レバーを開いた状態)
リーゲルテレスコープ義歯(レバーを閉じた状態)
その他にも軽くて強度のある純チタンや、金属床や適合性の良い金床もおすすめしております。もちろん貴金属やチタンなどの軽い金属を用いた全歯列に及ぶ固定式のブリッジを制作することも可能でございます。
ゴールド鋳造床義歯
当院取り扱い入れ歯
レジン床義歯(合成樹脂)
もっとも一般的に使われている義歯です。保険が適用されるため安価ですが、食べ物の熱さや冷たさが伝わりづらく、食事に違和感を覚えることがあります。また、強度を補うため歯ぐきにあたる床部分を厚くしたり、大きめに調整する必要があるといった材質的な難点があります。
純チタン鋳造床義歯
航空機などにも使われている、金属「チタン」でできた入れ歯です。従前はチタンの優れた特性を把握しながらも、加工技術が困難で歯科への応用が遅れていました。しかし、昭和59年から歯科鋳造にも成功し、義歯にも応用することができるようになりました。
歯科では日本が世界の中でも最も進んでおります。
コバルト・クロム合金鋳造床義歯
比重は純チタンの約2倍ですが、人体にとって安全面で懸念のあるニッケルは含んでおらず、メタリックカラーが美しい安定した金属でできた入れ歯です。
ゴールド鋳造床義歯
比重は純チタンの約4倍ですが、ゴージャスな義歯として人気があります。ゴールドは生体親和性が高く、金属アレルギーのリスクはほとんどないとされています。
入れ歯治療について |
国家試験に実習が無くなり、長い年月が過ぎ、そのせいか義歯を得意とされる先生が少なくなってきたと感じます。当院では、臨床歴40年の理事長が持つ経験や技術を若い世代に継承してもらうために、現在は当院勤務医の育成に力を入れています。
理事長と噛める総義歯の達人河原先生
このような現実を目の当たりにして、かつての花形だった総義歯学が復活しております。
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